かつお節のお出汁は、香り高く、うま味が強く出汁好きの方にはたまりませんよね。
実は、かつお節はお出汁としてだけでなく、そのまま食べるための「食べるかつお節」が販売されているのをご存知でしたか。
「食べるかつお節」はおつまみやサラダ等、様々なバリエーションで楽しむことができます。
ここでは、かつお節をそのまま食べるからこその健康効果や「食べるかつお節」のオススメ商品について紹介いたします。
もくじ
かつお節を食べることの健康効果
かつお節は、かつおを乾燥させ、熟成させて作られています。
乾燥させることで水分が抜け、かつおの栄養がギュッと濃縮されます。
そのため、かつお節は栄養豊富で、食べると様々な健康効果があります。
具体的にどのような健康効果があるのか、以下で、詳しくご紹介します
タンパク質を摂取できる
かつお節には、筋肉や細胞を作るのに必要なタンパク質が豊富に含まれています。
かつお節5gで3.9g程度のタンパク質を摂取することができます。
タンパク質は運動後の、体内の細胞の修復や、再生に必要不可欠な栄養素です。
さらに、食欲の抑制や代謝アップにより、ダイエット効果も期待できます。
貧血予防
かつお節には、神経細胞や赤血球の生成に必要なビタミンB12が含まれています。
ビタミンB12は「赤いビタミン」とも呼ばれ、血液を作る作用があるため、貧血予防になります。
また、貧血予防だけではなく、神経を修復する作用もあり、肩こりや眼精疲労の改善も期待できます。
ミネラルが豊富
かつお節には、鉄分やカルシウム、マグネシウム、亜鉛などのミネラルが豊富に含まれています。
これらのミネラルは、骨や歯を強くし、体の中の代謝を正常化する効果があります。
そのため、風邪予防や疲労回復などの効果が期待できます。
コレステロール抑制
かつお節には、タウリンが大量に含まれています。
タウリンは、コレステロール値を抑制する働きがあるとされています。
コレステロールを抑制することで、動脈硬化や心臓 病予防、脂質異常症の予防に効果があります。
抗うつ効果
アメリカの研究機関によると、かつお節に含まれているアミノ酸の一種であるイントレオン酸は、精神的な疲れやストレスに効果があると言われています。
かつお出汁を口に含んだときにほっと安心するのは、イントレオン酸の効果もあると言えるでしょう。
かつお節の過剰摂取は危険?!
一般的にスーパーで購入する小分けされたかつお節であれば、摂取量があまり多くならないので、健康への悪影響は気にしなくてもよいでしょう。
しかし、過剰摂取すると健康への悪影響もありますので注意しましょう。
どんな悪影響があるか、詳しくご紹介します。
塩分・カロリー過多
かつお節は高塩分、高カロリーのため、食べすぎると高血圧になったり、肝臓に負担をかけることになります。
高血圧になると動脈硬化のリスクが高まり、脳卒中や心臓病を引き起こします。
また、血管が傷つくことで認知症リスクを高める要因の一つになります。
プリン体
かつお節は痛風の原因となるプリン体を多く含んでいます。
かつお節は、少量での摂取を前提にしているため、それほどプリン体の多い食べ物という認識はありません。
しかし、実は、プリン体が多いとされているレバー等より、同じ重さで比較すると、かつお節の方がプリン体は2倍以上含まれています。
食べるかつお節のオススメの食べ方
食べるかつお節は、厚みがあり、生ハムのような食感が特徴です。
一般的なかつお節よりも食べごたえがありますので、これまでとは異なる食べ方を楽しむことができます。
食べるかつお節のオススメの食べ方についてご紹介します。
食べるかつお節の商品には、塩分を含まないものもありますので、健康に留意しながら、今までとは違ったかつお節を楽しんでみてください。
食べるかつお節のオススメ商品
生ハムのような鰹節 食べる削り節(池田屋)
厳選されたかつおを特性タレに漬け込み、焙煎を重ねて中荒削りに仕上げた食べるかつお節です。
ほんのり和風の醤油味で、化学調味料無添加なので子どもからお年寄りまで安心して食べることができます。
しっとりと柔らかな食感が特徴です。
そのまま食べるかつおスライス 鰹節(丸俊)
丸俊独自の製法でスライスされた食べるかつお節で、薄くスライスされた上でしっとりとした食感が楽しめる商品です。
一つ一つが薄く軽いので、気軽におやつとして食べることもおすすめです。
醤油味で、保存料、化学調味料不使用なので、子どもからお年寄りまで安心して食べることができます。
食べる鰹の新節(竹内商店)
通常のかつお節よりも分厚く削った食べごたえのある、食べるかつお節です。
水分量が多く含まれており、ビーフジャーキーのようにそのまま食べることができます。
口の中に入れるとスモーキーな香りが広がり、噛むほどに旨味が広がる商品です。
食べるおだし(石原水産)
フレーク状の食べるかつお節で、口に入れるとほろほろとほどける口当たりが特徴です。
醤油味で、他の食べるかつお節の商品と比較してパラパラと軽いため、一般的なかつお節として使用することもできます。
お好み焼きやチャーハンの上にふりかけたり、旨味をプラスしたいときに便利です。
このブログでは、「食べるかつお節」だけでなく、出汁好きにはたまらない「飲むお出汁」についても紹介しています。
ぜひ観てみてください!