現金要らずで買い物ができるクレジットカードは非常に便利な決済手段です。
現在、国内では実に85%ほどの人がクレジットカードを持っており、キャッシュレス化が進む時代においては今後もさらに普及することが予想されます。
しかし、そんなクレジットカードを使う上で懸念となるのがセキュリティに関することで、ニュースなどでも不正利用や安全性に関する報道がよく見られます。
本記事では、クレジットカードの不正利用を防止するためのポイントやセキュリティの高いカードの選び方、そしておすすめカードについて詳しく解説します。
もくじ
過去最高額！止まらぬクレジットカードによる不正利用
どんなにテクノロジーが発展しても、クレジットカードによるトラブルや犯罪はゼロにはなりません。
実際、クレジットカードによる不正利用被害は数多く起きており、一般社団法人日本クレジット協会から発表された2022年度のカード不正利用被害額をまとめた内容によると436億円になりました。
被害に遭うパターンとしては非対面でのカード決済や番号を記入して利用できる場所など、いわゆるECサイトでの不正利用が目立ちます。
店舗に行き買い物をするだけでなくオンラインでの買い物が普及してきた現代においては、今まで以上にセキュリティには気をつけたいものです。
実は、筆者も１２万円の不正利用に合っており、その時の体験をまとめています。
クレジットカードの不正利用を防止するためのポイント
クレジットカードは便利な反面、不正利用などのリスクもあります。
では、安全に不正利用を防ぐために、具体的にどのようにクレジットカードを使えばいいのでしょうか。
そのポイントを順番に解説します。
カード裏面にサインをする
まず、郵送されたクレジットカードが自宅に届いたら、カード裏面の署名欄にしっかりサインをしてください。
これをしていない人は意外と多いですが、このサインはカード所有者を証明する役割があり、署名欄と異なるサインでは基本的にカードは利用できません。
また、仮に署名欄にサインをせずに不正利用をされた場合は、損害金額の補償を受けられず全額自己負担になる可能性があるので、忘れずに行いましょう。
ただし、最近では署名欄のないカード（サインパネルレスカード）が出てきており、これらのカードは署名が不要です。
利用詳細はこまめにチェックする
クレジットカードで決済した金額は専用のウェブサイトやアプリで確認できます。
これを定期的に行なっておくことで、いつ不正利用があったのか、もし被害に遭っても迅速に気づき対応することができます。
毎日チェックできたらいいですが、忙しかったり、カードを頻繁に使わない場合は、週1回や週末などのルールを決めて確認すると良いでしょう。
基本的に、クレジットカードの利用詳細は決済後すぐに反映されるというよりは、少し時間が経ってから表示されることが多いのでその点は気をつけてください。
怪しいサイトは利用しない
オンラインにて買い物をする機会が増え、何も考えずにポチッとクレジットカードで決済をしている人もいるかもしれません。
しかし、先に述べた通り、オンラインでの買い物で不正利用されるケースが非常に多いので、むやみに怪しいサイトや海外サイトなどでクレジットカードを使うのは控えた方がいいでしょう。
その場合は、対面での振込やコンビニ払いに変更するなど工夫をすると被害を未然に防げます。
サイトの安全性の見分け方の一つが、SSL暗号化（＝Secure Sockets Layer）に対応するサイトかどうかです。
これはインターネットでのやり取りを暗号化する仕組みのことで、このシステムを使うことでインターネット上でのやり取り過程で、クレジットカード情報を第三者に読み取られることを防ぎます。
最も、簡単に判別する方法は、URLが「https」が始まっていれば暗号化に対応しているサイトになります。
オンラインショッピングをする際には、まずはここに注意しましょう。
他人のパソコンは利用しない
パソコンやスマートフォンには、クレジットカード番号などを記憶する機能が備わっています。
知り合いや他の人の端末を借りて、買い物をすることでカード情報を盗み取られ、不正利用されることがあるので、できるだけ自分の端末以外では買い物をしないことが重要です。
他人だけでなく、ネットカフェや大学の共有パソコンなどでも同様に注意が必要です。
セキュリティの高いカードを使う
不正利用の未然防止で最も重要なのは、セキュリティの高いクレジットカードを使用することです。
クレジットカードには様々な種類があり、中にはセキュリティに特化したカードがあります。
安全に利用できる機能や補償が充実しているものなど、そもそも安心安全に使えるカードを使うというのも不正利用を防止する大切なポイントといえます。
具体的にセキュリティの高いクレジットカードの特徴について解説していきます。
セキュリティの高いクレジットカードの特徴
セキュリティの高いクレジットカードとは、どのようなものなのでしょうか？
セキュリティの高いクレジットカードは下記のような機能を備えているクレジットカードです。
これらの機能やサービスを持ったカードを使うことで、安全に利用できます。
次に、セキュリティの高いおすすめクレジットカードをご紹介します。
補足①：不正検知システムとは
不正利用検知システムは、クレジットカード会社がモニタリングをし、不審なカード利用があれば自動で、決済の中止や本人確認等を実施します。
不審なカード利用は、各クレジットカード会社によって基準は異なりますが、主な基準として下記のようなものがあります。
これらの不正利用検知を24時間365日体制で実施しているクレジットカードはセキュリティの高いカードと言えます。
補足②：本人認証サービス（3Dセキュア）とは
本人認証サービス（3Dセキュア）はオンラインショッピング時に、パスワード等の追加認証により「本人確認」を行うシステムです。
追加認証の方法は、カード会社によって異なりますが、事前に決めたパスワードやワンタイムパスワードを入力します。
追加認証があることで、仮にクレジットカード番号やセキュリティ番号を、第三者に知られても、利用を防止することができます。
セキュリティの高いおすすめクレジットカード3選
セキュリティの高いクレジットカードの特徴を踏まえ、オススメのクレジットカードを３つ紹介します。
紹介する、クレジットカードは全て年会費無料になっています。
JCB CARD W
| 年会費 | 無料 |
| カードブランド | JCB |
| ポイント還元率 | 1〜5.5% |
| 旅行保険 | 海外旅行保険 |
| ETC年会費 | 無料 |
| 家族カード | あり |
日本ブランドであるJCBが発行する「JCB CARD W」。
こちらは、JCBの中でも39歳以下を対象に発行するカードであり、インターネットでの本人認証サービス「J/Secure」、24時間365日不正検知システム、メールでの利用通知など充実したセキュリティがついています。
加えて、ナンバーレス仕様でカード番号は記載されておらず、カードへのICチップ埋め込みで被害をできるだけ抑えます。
もし紛失や盗難などの被害に遭っても、全額補償されるので安心です。
＼ポイントサイトからJCB CARD Wを発行すると1900円分のポイントが貰える／
三井住友カード（NL）
| 年会費 | 無料 |
| カードブランド | VISA・MasterCard |
| ポイント還元率 | 0.5〜7% |
| 旅行保険 | 海外旅行保険 |
| ETC年会費 | 550円 |
| 家族カード | あり |
三井住友カード（NL）は年会費が永年無料のカードで、コンビニなどでポイントが最大7%も貯まるお得なカードで、セキュリティ面も抜群です。
三井住友カード（NL）は、ナンバーレス仕様でカード番号はどこにも記載されていません。赤の他人はもちろん、リアル店舗で買い物をする際でも店員さんに盗み見されることはありません。
カード番号は専用アプリから確認でき、オンラインでの買い物などで番号が必要な時にのみチェックして記入します
その他、VISAタッチ決済やMasterCardコンタクトレスによる店舗での非接触の決済、カード利用24時間監視システム、ワンタイムパスワードによる本人認証、など充実したセキュリティー対策を行なっています。
三井住友カード（NL）は使い勝手が良く、人気のあるクレジットカードです。
＼ポイントサイトから三井住友カード（NL）を発行すると4500円分のポイントが貰える／
楽天カード
| 年会費 | 無料 |
| カードブランド | VISA・MasterCard・JCB・アメリカンエクスプレス |
| ポイント還元率 | 1%〜 |
| 旅行保険 | 海外旅行保険 |
| ETC年会費 | 550円（条件で無料） |
| 家族カード | あり |
13年連続で顧客満足度No. 1の大人気クレジットカード「楽天カード」。
楽天カードは世代を問わず使われている1枚で、24時間365日体制の不正利用検知システムや3Dセキュアなどセキュリティー面にも高い評価を得ています。
カードを利用すると最短翌日にお知らせメールが届くので、万が一不正利用があってもすぐに対応でき、専用アプリの家計簿機能にて利用分を手軽にチェックできるのもポイントです。
セキュリティ面だけでなく、楽天モバイルや楽天ひかりなどその他の楽天サービスを活用する「楽天経済圏」を作れば、他社のカードに比べて非常にお得です。
申し込みは18歳以上からで、学生やアルバイト、主婦の方でも審査に通られやすいカードとして知られています。
＼ポイントサイトから楽天カードを発行すると1300円分のポイントが貰える／
まとめ
どんなに利便性が高くても安全性に不安があれば、やはりクレジットカードを使うのは躊躇してしまうものです。
日頃から不正利用の被害に遭わないためにクレジットカードの使い方に気をつけたり、セキュリティ性の高いカードを使うことで被害に遭う確率を減らせます。
ぜひこの記事を参考にしてください。
